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【開催報告】「CIO系職務を兼業で務める働き方の紹介」 ~政府CIO補佐官の事例~
12月10日(火)に、CIOシェアリング協議会の第二回セミナーとなる、
「CIO系職務を兼業で務める働き方の紹介」 ~政府CIO補佐官の事例~ を開催いたしました。
内閣官房IT総合戦略室に所属する奥田直彦内閣参事官に加え、現役の政府CIO補佐官である
中村元洋氏(消費者庁)、砂金信一郎氏(内閣官房IT室)をゲストにお迎えし、非常勤のCIO系
業務の代表例である、政府CIO補佐官の仕事内容や兼業での働き方についてお話いただきました。
最初に、農水省CIO補佐官でもある協議会理事の坂本が、CIOシェアード人材に至るキャリアパスに
おいて、政府CIO補佐官に従事することの有用性を紹介しました。CIO人材が、多様な場で活躍する
「シェアード人材」になるまでに、「ITコンサルと事業会社の一社CIOを行き来する」というキャリア
の他に、「ITコンサルタント等と政府CIO補佐官の兼業」をするということも一つのキャリアである
というイメージを示しました。
次に、内閣官房IT総合戦略室の奥田直彦内閣参事官から、政府CIO補佐官に期待されることについて
講演がありました。「政府CIO補佐官には、助言だけでなく、“政府はこうあるべきだ“という強い信念を
持ち変革を推進できる人物が求められる。」という力強いメッセージをいただきました。
また、今回は少人数のセミナーであったので、参加者からの質疑応答も織り交ぜつつ、現役の政府CIO補佐官
3名(中村氏、砂金氏、坂本)によるパネルディスカッションが行われました。本イベントでは、以下のようなテーマと意見が出ました。
テーマ:政府CIO補佐官の魅力は?
「政府のIT政策の先端に触れることができる。」
「税金の効果的な利用や、国の仕組みの変革につながる仕事なので、非常にやりがいを感じる。」
「非常勤なので、短時間でバリューを発揮しなければならない状況に身を置くことができ、成長しやすい。」 等
テーマ:政府CIO補佐官との兼業に向いている人は?
「会社勤めの場合であっても、ある程度自分の時間をコントロールできる立場であること。また、
社内で副業に関する規程があることは必要。ただし、規程はあっても先例がないケースも多いので、
先例を作っていくぐらいの気概は持っている方であってほしい。」
「“自分が今持っている知見を活かしたい“という意識ではなく、政府CIO補佐官になった後でも
常に進化し続けながら価値を生む人。」 等
最後に内閣官房IT総合戦略室の味園琢磨参事官補佐から、2020年度の政府CIO補佐官の募集要項にいて説明があり、セミナーが終了しました。
セミナー参加者のアンケートでは満足度の高い評価となり、「現役政府CIO補佐官の生の声を聴けて、
大変参考になった」「政府CIO補佐官のやりがいを知ることができ、興味がわいた」といった意見が多く
寄せられました。今後も、当協議会はCIO人材のキャリア・働き方について発信を行っていきますので、
よろしくお願いします。
令和2年度政府CIO補佐官募集のページはこちら
http://www.cas.go.jp/jp/saiyou/hijoukin_index.html